2014年 07月 04日
大阪・天王寺七坂 |
大阪天王寺・上町台地には風情ある坂道が残っている。 この辺りを寺町と言い、谷町9丁目~四天王寺西門にかけて、寺や神社が多い。 上町台地の西斜面に坂道が有り、社寺や形状などから名称がつけられ、それらを「天王寺七坂」と呼ぶ。 1)真言坂 生国魂神社北側にある坂。 2)源聖寺坂 源聖寺の南にある坂。坂の上り口に寺が有る事から、この名がついた。石畳が敷かれて曲がった坂である。 3)口縄坂(くちなわさか) 称名寺の北側にある坂。口縄とは「蛇」のことで、坂の下から眺めると、坂の起伏が「蛇(くちなわ)」に似ていると言う。 また、一説には大坂城築城のとき、縄打ちをはじめた地であることから、名付けられたという説もある。 4)愛染坂 大江神社の石段下から曲がる急な坂で、坂の入口にある大阪三大夏祭りの一つである愛染堂があることから、愛染坂と呼ばれる。 5)清水坂 清水寺の北側にある坂。広いゆったりした石畳みの坂道。新清水寺境内からの眺望は格別だそうで、また、境内に流れる玉出の滝は大阪唯一の滝だそうです。(現在は高い建物が立ち眺望は余りよくなかった。また、滝も見られなかった。) 6)天神坂 安居神社の北側にある坂。菅原道真を祀った安居神社へ通じることから「天神坂」と呼ばれる。 境内には大坂夏の陣で真田幸村が戦死した場所だそうで、戦死跡の碑がある。 7)逢坂(おうさか)・・・坂らしいものが判らなかった。 松屋町筋終点で、合法ケ辻から東へ上がり、四天王寺西門に至る坂道で、逢坂の関になぞらえて「逢坂」と呼ぶそうである。 また、聖徳太子と物部守屋の二人が信じる方法を比べ合わせたと言われた「合法四会」(がっぽうがつじ)に近い事から「会坂」(おうさか)と名付けたと書かれてあった。
by hiro2-f
| 2014-07-04 11:01
| 街歩き